何種類かとんこつラーメンを食べると自家製のスープに挑戦してみたくなったので、肉屋さんでげんこつと背骨を買ってきて、作ってみた。
弱火だと透明のスープになる。強火でガンガン煮ると白濁スープになる。時間は４時間以上煮ないとおいしくない。５時間煮ると間違いない。
玉ねぎやネギなどを一緒に煮込み、しょうがとニンニクも一緒に入れる。
この自家製スープにはしばらくはまった。３年くらい病みつきになってラーメン屋さんから脚が遠のいたレベルだ。
うまいのだが、たった一つ欠点があり、時間がかかりすぎる点がもどかしい。独りで食べるには量が多すぎるというのもあるが、とっておけばよい。それより時短を考えて、今日は数年ぶりにラーメン屋さんに行ってみた。
自家製スープのほうが一枚上手だなと優越感に浸りながら、しかし作る手間暇を考えてみると、十分に美味しくいただいた。九州じゃんがら（本店秋葉原）は初めての入店（西武池袋店）になる。こってり系の「ぼんしゃん」というラーメンにしてみた。野菜スープが好きな人には物足りない味だが、とんこつそのものが好きな人にはめちゃウマなスープ。麺も王道のほそかた麺。キクラゲとチャーシューもうまい。庶民的に舌鼓を打ちたくなったが、しつけがあるので音は立てない。
蓮華に麺をうまくのせて食べるとすする音はしない。
一蘭は野菜の甘みか砂糖の甘みかとにかく甘みが強すぎてパス。天下一品は結構好みだがやや粗めのスープ。一風堂が今のところ一番うまい。九州じゃんがらはシンプルでまあまあ気に入った。福岡の金龍は甘すぎてもう食べたくない。
それにしても時間があればぜひ自家製のスープは作ってみる価値があると思う。
とんこつ好きには、ほんとうの贅沢っていう感じがしてならない。
