一昔前から半年とかに一度くらいは食べていたが、三十代以降もう二十年くらいずっと食べていなかった。
カップ焼きそばは一平ちゃん派になっていた。
激マズというレベルの麺の質低下。
わたしの舌が感じたのは、小麦粉に混ぜものをして膨張させた感じ。
おそらくモッチリ感をウリに小麦粉をケチるステルス値上げの一環だろうと。
わたしが一平ちゃんにしたのは価格からだったが、舌触りは一平ちゃんの勝ち。
ソースで選ぶとどっこいどっこい。
そんなわけで、一平ちゃん派に完全移行する。
まあどんなに食べても3ヶ月に1回しか食べないようなものたが。
手製のものが当然1番美味しい。
豚肉、シーフードミックス、キャベツ少々にソースを何種類か混ぜて、一味、七味、山椒、五香粉、魚粉、鰹節などのありあわせをトッピングする。
季節野菜を併せて炒めるとなおよい。
手製で四川飯店とか南国酒家とか高級路線の入口位を参考にするのは当たり前だが、かた焼きそばと餡かけの魔力がまた良い。
予算三百円から千五百円くらいの間で満喫すべきは、美味しい焼きそば。
3分で香料を嗅ぎたければカップ焼きそば。
好きなものを自分の好みにアレンジする楽しみは立派に一つの趣味になる。
きちんとこだわる人間でありたい。