カルト宗教にしか見えない統一教会の問題への対応が明確に打ち出せないまま、中途半端に誤魔化そうとした与党自公は、多くの国民に裏金問題と闇政治を確信させた。
そもそも与党がカルト宗教の親分格である創価学会と一体化した独裁政体だ。
ようやく一定の国民は問題が深刻すぎることに気が付いた。
と同時に野党に対しても厳しい評価をせざるを得ない。
前明石市長泉房穂氏はたびたび丁寧に立憲民主党議員や候補に語りかけるのだが、彼らは泉氏のいわんとするところを掴めていない。
れいわの山本太郎氏もまた、野党の危険性を歯に衣着せず発信しているが、野党はぬるま湯でおこぼれ頂戴の政治屋さんばかり。
山本は健康を害して短期入院したが、食事を見直すことが絶対に必要だ。
ココ壱ばかり食べるとか、忙しくてどうとか、ほとんど気を遣えていない。
下手すると愛猫の餌でも食べているのかと疑いたくなる。
一度、山本氏と泉氏は会食でもするべきだ。
吉野家か一風堂かどこか庶民的で健康的な食事をつつきながら、世間話と政治の心を共鳴させる一時を持ってほしい。
キャラが強すぎる善良なる二人が背を向け合っていても、たまには付き合えよという印象を持つ。
100%意見が合致しないからといって対立するような態度は大人げないと感じる。
そう、日本を立て直すために政権交代するためには、各個は尊重されながらも、水面下で協議や議論をしながら有効な戦略を確認する機会が必要なのだ。
報道では自民党が過去二番目の議席数に低迷したというが、堂々の第一党のままである。
私には自民党公明党に対する憎しみや報復感情はまったくないけれども、腐っても鯛と開き直りうそぶいている彼らにつける薬はないと思う。
ほとんどの日本人は自民党がきちんとしてくれることを期待し続けて裏切られ続けている。
もっと能天気な国民は、公明党があれば大丈夫だとかいう邪念妄念に取りつかれている。
さらに救いがたい国民は維新・国民・立憲民主に託す。
政治家の資質が重要なのだから、国民がまずその資質の差を見定める必要がある。
民主主義の恐ろしさは、途上国レベルでは衆愚政治にしかなりようがないことだ。
その中で、比例で3805060票を得ているのは、むしろ日本人で危機感がある人(有効な選挙権がある人)が380万5060人しかいなかったとみるべきだろう。
国と人々を憂うるならば、政治家政策を精査して正誤を見極めるはずだ。
そこが甘いからこそ、どの政党でも同じとか、嘘八百政党をまともに感じて投票できるのだ。
自由というのは、間違える自由、悪意を実現しようとする自由を含む。
政治に関する知識が基礎部分から欠落している日本人は、原則間違えるに決まっている。
政治家が悪いのではなくて、日本人が正しく判断できないのが悪いのである。
たとえ戦争や恐慌になってもマスコミも政治家も富裕層も特権階級も安泰、彼らは間違いなく無慈悲なのだから、正しく判断するためにはそれなりの努力も必要だ。
棚から牡丹餅が当たり前になっていれば、勉強をさぼって正しく判断しなくてもやっていけると感じる。
政治はいいかげんな大同団結ではだめで、善良なプロの仕事としての政治をリードするコアになるグループが最重要だという面から泉・山本の会食か面談かを期待する。
特に山本氏は真剣に1週間くらいは、出先と携行食と家での健康的な食事について研究しなければならない。
それは決して贅沢などではない。
責任あるリーダーとしての義務である。
せっかく教養を身に付けて良い仕事をする人間ならば、当然になすべき責務だ。
涅槃経の「飲食(おんじき)を貪嗜(とんし)して其の身を長養(ちょうよう)し」というような、宗教家が私利私欲で贅沢をしている姿とは程遠い。
健康を維持したり回復したりする程度の経費は絶対にケチってはならない。
食事で庶民的なカラーを打ち出し、民衆の共感を得ることが第一なら自殺行為である。
食事は健康を維持するためのもので、人間が人間として動くための文化的行為であり、自ら心身に負担をかけるような食生活を送ることは、ほんとうはとんでもない傲慢さを表明することなのである。
自分の心身を大切にしてこそ、国のため人のために最大限動き続けて貢献することが叶う。
そこが議席二けたに届かなかった根本的な原因かもしれない。