れいわの共同代表が採決のときに発言したことを問題視し、議会の品位を落とすという理由で懲罰動議を提出したそうだ。
採決のときに発言すること自体は、訴求力があまりない取るに足りないもので、シンプルにウザいだけ。
取り立てて議会の品位どうこうよりも、れいわの主張を把握理解する能力や品格が欠けている与野党にも問題がある。
ゆるい与野党にとって、シビアなれいわの主張はウザいだけ。
ムカつくから懲らしめろというのは、動議提出の与野党共に品位がない。
採決のときに発言しなければならないほど、各党れいわの主張を蔑ろにしてきてはいないか?
民主主義国家で議会が機能していれば、議論が成立していれば、イレギュラーな形で発言する必要はないはずである。
数の暴力そのものに対抗するために、牛歩戦術も存在してきた。
牛歩と同じように、議会運営上の一手に過ぎないのではないか?
懲罰動議となると、日本の民主主義国家としての品位はかえって低下する結果になる。
不規則とはいうものの議員としての越権や不道徳さなどは特になく、むしろ品の良い主張や発言はどんどんやって欲しい。
れいわ議員がよく言う、「たたかう」というと過激な印象かも知れないが、成熟した議論を国民のためにしよういう情熱はむしろ貴重な法の精神の体現として評価すべきだ。
本当のことをズバリ言われると、忠言耳に逆らうで、つい感情的になって力に訴える小児性が出てくることは日本人コミュニティにはよくある悪癖だ。
日本の国会では建設的な議論はほぼ皆無である。
そしてその自覚がないことが特徴的である。
民主主義の基盤たる個人個人の人格形成よりウザいムカつくほうが優先される国会では、世界の恥であり、日本国民のためにはならないだろう。
れいわの主張に明確な人権分野、国民生活、予算の議論を卑しむ与野党がよい仕事をしているとはとても思えない。