去年6月14日にエンゲル係数の記事を書いていたが、その後物価上昇は続いて、さらに厳しい状況は続く。
昨年とおおまかに比較してみたら、まあまあの上昇幅。
今年の2月が25%で3月が42%。
昨年の係数推移の幅の上が今年の幅の下になっている。
少し新鮮なたんぱく質を購入しだしたら42%に跳ね上がり、これに電気ガス代等が加わって首をくくる人が増えているのではないかと心配になるほどだ。
かなり努力して辛抱して13%~26%の間で推移していたが、25%~42%になってしまった現在と未来の見通しがかなり厳しい。電気ガスが倍に近い請求だから、ますますどうしようもない。
このエンゲル係数というものから、なぜ支給型奨学金制度とか無償化とかを日本人だけが忌避したのか、とても疑問である。
ドイツ由来なのだから、日本でエンゲル係数という言葉が共通の認識であれば、政府与党が動くのがあたりまえだが、与党自民公明では不可能らしい。
日本政府は一億人の恨みを買っても平気の平左衛門。
日本に生まれてきて不幸な人が多すぎる。
みんなが幸せだったはずのものと、みんなが理性とか知識とかで知っている。
途上国路線を敷いた政府は、日本人の敵である。
ほんとうの敵は間違いなく日本政府である。
政治に関わっていないが、学術的に理解し、統計的に把握し、意見を託する政党に投票することは当然である。
まともに生活できないのを、政治のせいにすることは、なにか間違っていて、悪いことであって、努力が足りないという考え方で30才くらいまでは半ば信念だったのだが、ちょっと正気にかえって学問的にやり直してみると、なんのことはない太平洋戦争当時の経済体制と政治体制をやっているからこそ、みなさんが貧しくなっただけのことである。
若い人も努力してもなんにも実らないような毎日はご苦労なことで、気の毒に思う。
のほほんと自分たちさえ幸せならよいという信念を、一度顧みることが必要だ。
日本の健康体の貧困やハードワークの病状や裏金のありあまりかたとわたしのエンゲル係数という並びで見てみると、全員が不幸な国だとわかる。
おカネがあっても不幸な人たち、不幸に気が付かない人たち、私利私欲のエリートたち、人倫から外れてイカれた富裕層、カルトに呪われた若者、反社にはめられる善良な人間。
先進国とはとうてい言えない体たらく。
落日の日本帝国主義政権。
言論の自由を統制しようとするマスコミも増えている。
政治の話を避ける地獄の亡者たち。
政治的意見の言えない虫けら同然の日本人に水爆がさく裂しても不思議はない。