FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

竹の加工品を新調

知る人ぞ知る竹布のボディータオル。

竹繊維を糸状にして編んだものなので、強度が低い。

成人男性の腕力ではびりびりとすぐに破れた。

背中を擦る時にちょっと力が入りすぎた。

繊細で柔らかなよいタオルは一回目はあえなく丈の短い長めのハンドタオルに。

それでもこすって心地よいのでそのまま数年も使っていたが、やっぱり使いづらい。

とうとう探して購入することにした。

届いた布はやっぱり繊細で柔らかい。

アトピーなど皮膚炎の人が重宝するだけのことはある。

小学生のころヘチマで身体を擦っていたが、あれもなかなかのボディータッチでよかった記憶がある。

狭い庭で収穫したヘチマを自家加工したものだったような気がするが、そこは自分では加工していないから記憶がおぼろげである。

竹とんぼを作るとか、竹ひごでなにか工作するとか、ひととおりは皆同じことをやる。

中学生高校生のころは特に部活と授業で竹刀を使うので、ささくれた竹には何度も泣かされた。

竹刀をばらしてから組み立てることを覚えると自前で竹刀を作ることができるようになる。3本くらい古くてささくれが目立つものをばらせば12本の竹があるから、そこから組み合わせて4本セットを作る。皮は3セットそのままあるから、うまく組み合わせができれば2本の新品に近いものができる。ささくれた竹を小刀で整えてから。

カーボン製の竹刀は軽くてささくれないので使いやすいですが、偏見半分で邪道と採用しなかった。

10代くらいまでは手先が器用なほうで、とても楽しく集中する作業が好きだった。

いつのまにか、その素材との楽しみ、素材と対話をすることが減り、ボケていった。

そのまま感覚が退化するとまずいのは楽器演奏である。

ナイロンか天然素材かというお題も、実はその同じテーマで、ガット弦かナイロン弦か、木製弓かカーボン弓か、という記事を書いている。

私自身がナイロンや化学薬品に毒されていて、食事の内容まで多岐にわたる危機を感じてきたのだが、だらだらと退化していく(ただ加齢する)自分を立て直すことはとても難しかった。

最近、弦を押さえるコツを教わっていて、素材に無理な力を加えるようになっている自分が共通しているために弦も強く押さえすぎることに気が付く。

ボディータオルにすぎないのだが、天然で繊細で柔らかい。

力なんか入るとまた破るし、バイオリンならまともに弾けない。

ちょうどよい力加減をするためには、勢いと調整のバランスがいる。

気の流れをよくするために、運動量を増やすことと粗食にもっていくようにしようと思う。

今日も隣県までサイクリングに行ってきた。

新しい気持ちで、竹布タオルで身体を、バイオリンで音を、兎にも角にも美しくしたい。美しさに向かう心を大切にしたい。