FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

自分のとらえ違い

Akiko Suwanai performed the violin concerto of Sibelius perfectly.The veterans feelings with plenty of experienced experiences had a style.
Everyone in the audience was very excited and received a very deep impression.As usual today,the gift that can run with Dolphin was beautiful.
諏訪内晶子さんはシベリウスのバイオリン協奏曲を演奏しました。演奏経験が豊富なベテランの心境には風格が漂っていました。聴衆は皆様大変に興奮気味で大変深い印象を受けていました。今日もいつものように、ドルフィンと駆ける才媛は美しかったと言えるでしょう。
Actually,on the first day of the performance yesterday,there was a serious accident that was getting out 
of the orchestra and the tuning went off.Everyone on the side of the performers was upset and I was not  sure if anything happened.
実は昨日の公演初日にはオーケストラと間が外れたり、調律が外れたり、重大アクシデントがありました。演奏側一同で動揺して、私は一体何事が起こったのかわからなかったほどでした。
Unusually,Ms.Suwanai staggered at the stage.
珍しく、諏訪内さんは舞台でよろめきました。

 

2017年のN響定期公演へ2日連続で聴きにいった時のFacebookへの投稿文。

最近、この名人の演奏を録音で聴いていて、ようやくわかったような気がした。

公演初日は、名人の気迫が空回りして間がずれた。情感あふれる名人とどこか冷ややかなN響の伴奏というズレがあった。

わたしが初めてこの名人の生を聴いたのは2010年の福岡で、サカリ・オラモ指揮のブルッフ。その時は海外オケのおおらかさと名人の端正な演奏というコントラストだったのだが、端正ななかに伸びやかさと気の充実が息づいていて、ほんとうに素晴らしい感動の第一印象が焼きついた。

N響は無味乾燥な精密さに重心があり、そこに気迫満々の名人が羽目をはずすくらいのN響の低いテンション。

2日目は双方のバランスがとれて名演になるという流れだった。

 

コンサートにはアクシデントがしばしば起こるが、まったくよくあることであるだけではなく、聴き手にその内実が理解できないことがままある。

ミスに気付かないケースやミスではないものをミスだと勘違いしたりとかオケとまったく合わない時にソリストが酷評されたり。

あれはヒドイなと苦々しく喋る会話が聞こえてきた。

ソリストがひどいのか、合わせる気のないオケが冷たいのか、その時その時の人と人の出会いは偶発的だったり巧くいかなかったり、素晴らしい奇跡的名演になったりする。

そのいつもいつも巧くいかない場面をたくさん通って目の前の舞台がある。

ゲネプロと本番でも違うその場でしか感じ取れない気を堪能する喜びは無限大。

何十年しても克明な印象や感動。

音楽は素晴らしい。

また名人のコンサート鑑賞の機会に恵まれるように願う。