FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

2024年から一万円札になる渋沢栄一の闇

名主(庄屋)から士族、幕臣、官僚、実業家、民間外交に社会福祉と大活躍した光の面ばかりに目がいくのだが、残念なことがある。

東大出身のハンセン病専門の医師にそそのかされて具体的な強制隔離の道筋をつけてしまった。官民の協力体制を整備。医師本人が告訴されても逮捕されればよいと開き直っていた。エリートの確信犯。

この渋沢に勲章をだして大失敗している国は、勲章剥奪するどころか一万円札の肖像にする開き直り。

ハンセン病は伝染(感染)しないので隔離の必要性がない。

治療薬ができても隔離を強硬に主張していたエリート医師。

故意に良心的善意を装い患者のためと偽って表面的には患者の結婚も認めるとしながら断種を実行したトンデモナイ悪事に協力していた渋沢栄一という人物。

神道の未開性ではそういう人権侵害が正義なのである。

日本人エリート以下に人権感覚がないのは、今も昔も変わっていない。

面白いのは江戸時代には、ライ病や各種障がい者たちは隔離されていなかったことだ。

みなさんそこらへんで御近所さんだった。

精力的によりよい社会と合理的道徳経済を訴えた渋沢には、神道の虐殺をも容認する感性があったことを銘記しておかねばならない。

天台宗寛永寺総代で法華経を依経としていた渋沢は不思議にも当初は差別なく困窮者を救っていた。法華経は誰しも救う教え。しかしその理屈だけの教えは、理屈の権威東大医学部の専門のそそのかしによって簡単に失われたのである。

日本人知識階級も大衆も思考し、学ばなければならない。