FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

ここのところたんぱく質疲れ

あの医者もその医者もタンパク質の摂取を推奨している。
あんまり医者が口を揃えるので一時期わたしも試してみて、減量に一定の効果があった。
さっき医師のマスコミ記事を読んでいて、老化防止のための意欲維持に男性ホルモンが有効だから、男性は特にタンパク質をとってホルモン注射を使うべきだと言う。
論理的矛盾があり、意欲とホルモンの関係は確かにあるのだが、意欲がホルモンから増大するという根拠がない。
ホルモン注射に依存して意欲低下と老化が進行する人の割合確率をゼロだと仮定している。
世の詐欺商法は大差なくて、科学者たちはホルモン注射やタンパク質で誰もが健康長寿になるかのようなイメージをすりこんで、我田引水のボロい商売がしたい。
世界中の長寿コミュニティの食生活について研究した書物があり、伝統的日本人もタンパク質はあまり採らないし、長寿である。
アメリカンが毎日300gもタンパク質をとるからという主張は、科学的に短命に仕向ける悪事ですらある。
意欲そのものをいかに高く維持するかというコアの部分にはまったく触れず、ホルモン注射が有効だというのは、主客転倒そのものだ。
意欲から男性ホルモンが発生するのか、男性ホルモンから意欲が発生するのか、意欲からホルモン注射を使うのか、ホルモン注射から意欲が発生するのか、そのあたりを考えると意欲がすべてにおいて優先することに気がつく。
試しにホルモン注射で意欲が上がったように感じる体験をしてみるとよい。
しばらくすると注射がなければ意欲が出ない。
また注射。
さらに注射。
あれ、注射も効かないぞ。
先生もっとホルモンを増やしてください。
しばらくすると注射がなければ意欲が出ない。
先生もっともっと注射が欲しいんです。

商売としてはまあうまいおいしい話だが、まともな人間としてはとても問題が大きい。
意欲をまずあげて、自然に男性ホルモンが増える生活の変化を自ら起こし、身体が無理なく求める範囲でタンパク質を80gから150g程度採る。採るタンパク質の質を上げる。
そういう心を一番にし、起点の心を大切にした自然な長寿の知恵に立ち返ることが、もっとも健康な人生を作る。
心、意欲をいかに健康にリフレッシュするかという命題と真剣に向き合うことから、老化防止、幸福追求するべきだ。
わたしの場合、日蓮正宗の唱題であり、クラシック音楽鑑賞であり、バイオリン演奏であり、散歩やおいしい食事である。
毎日心の原点を新鮮に持ち直すことを大事にしている。
医者や注射なんかあてにしていない。
正法像法時代の医者には患者を治すための心、意欲があった。
末法の医者には、症例研究、立身出世、収入増加、慢性疾患化こそが意欲、魂胆としてあり、だからこそ医者が病む、或いはすでに病んだ医者なのである。
華々しい科学技術や治験データに目を奪われてはならない。
医療や薬剤業界の意欲、心はなにを目指しているのかがその答えなのだ。
人間の健康のために働く医者や製薬会社があるなんて希望的観測は甘過ぎるのだ。
ミレニアムな古典の文化、宗教的知恵こそ現代人が学ぶべきあしもとである。
仁義礼智信の揃った人間としての健康がないあらゆる健康法は、結果として人間を不幸にしている。