FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

新しい世界の姿

ロシアはウクライナで暴れている。
損失も経済制裁も承知のうえ。
なぜそんな批難されるようなことをわざわざやるのか?
答えはナチスドイツへの戦勝をモチーフにした反米勢力の糾合だ。
かつての冷戦時代まではいかなくとも、反米国が近年ずいぶん増えている。
中東も中国もハンガリーも、アメリカと友好的にしても損ばかりだと気が付いた。
自由と民主主義は、アメリカ型政治では実現しないことに気が付いた。
ナチスドイツが絶対悪であることと、アメリカ帝国主義の諸問題群は確かにイコールではない。
しかしながら、巧妙にナチスドイツの虐殺を水面下に葬る手法が高度に発達していることも確かである。
たとえば黒人奴隷制度は廃止された。しかし日本人の奴隷化、植民地化が実現し、貿易相手の中国で人権侵害が多発する。
ナチスドイツが精神障害者を医療行為として殺害したのと、アメリカの精神医療で薬物が原因で毎年万単位の精神障害者が死亡しているのと、収容殺害か各家庭で殺害するかの違いである。
貧困層が大量に滞留する地域の治安悪化、医療体制の貧弱さなどアメリカ帝国主義の現実は旧ソ連とそれほど変わらない。
支配層が裕福なだけで、国民生活はまともではない。
軍事的にはまだアメリカ側が圧倒的に優勢だが、まともにやりあうと中国ロシアインドなど大国の巨大な軍備は実際上手に負えない。
もしアメリカが真に自由と民主主義の人間の尊厳を認める政治外交と経済活動をしていれば、そもそもNATO拡大はやらない。
ただの帝国主義の復活のやり方を中国とロシアインドは警戒してきたからこそ、今のウクライナ戦役をきっかけに結束したのだ。
そしてこの流れは、歴史的に大きな流れとして認めざるを得ない。
実はアメリカとNATOは少数派であり、世界のバランスではなんとか過半数にできるかどうかという実に絶対的なものではない。
やがてロシアインド中国をコアにした中立的な国際連合体が形成され、対話と共生の外交グループが構築されるだろう。国連は実際中国寄りだ。
アメリカの自由と人権の看板が、実際上はユダヤ系傘下に上納金を強要することで、まったく実現しないことを正確に視ている人たちからすると、どちらが正しいかではなく、いかによりよい人権状況を作るために対話するかという路線になる。
アメリカもロシアも不完全でメチャクチャな足下から崩壊するのが軍事力行使の原因であり、戦争を批難する前に、アメリカとロシアの問題を建設的に議論するべきなのである。
ウクライナのネオナチがロシア人を大量虐殺をしたことが戦役の原因であると同時に、各国のリーダーたちが自国の人権状況を改善できなかった事実と向き合うべきなのだ。
自国も統治できないのに、ロシアが悪いとかアメリカが悪いとか、そういう無駄な批判合戦はそろそろ人類史に遺さないようにしなければ、とても恥ずかしいと思う。
各国の宗教を改宗して、日蓮正宗に入信して、自国の人権状況を一件でも改善する努力に傾注していただきたい。
ユダヤキリストは愚かである。
なんでも相手のせいにしているが、損するのは当事者だけではない。
キリスト様が天で嘆いているだろう。
ゼレンスキーやバイデンは馬鹿な弟子たちだと。
第二次大戦の枢軸は大国ではなかったから、連合軍は楽に勝った。
第三次大戦は大国間で核戦争以外には終結しない泥沼戦争となる。
ウクライナをきっかけにした秩序バランスの変化によって、人類は大損する。
なにより貧困層や貧国の悲劇が拡大している。
あらゆる犯罪や虐待など人権侵害のきっかけになる世界的混迷こそすでに始まっている世界大戦なのだ。
沈みゆくアメリカ帝国主義の復活の野望こそがウクライナ戦役の原因である。
線香花火は燃え尽きる最期に光を強く放つ。
アメリカは存続するが、西側の自由と人権状況すら消滅するのではないかと危惧していたとおり、ウクライナにまともな生活はなくなった。
細々とした自由のささやかな幸福が守られるように、日蓮正宗で祈るばかりである。