FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

ある二週間の練習メニュー(こだわりのある趣味のバイオリン版)

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ありきたりにレッスンは二週間ごとが平均期間。
子供のころは毎週で他の習い事に部活にかなり忙しかったが、もはや二週間でも短い。
一週間では成果が出ず、ただ忙殺されても仕方ない。
シュラディークと音階とエチュードで、型を確認しながら丁寧に取り組む。シュラディークと音階の7番までやると休憩。日によっては5番までで休む。
オクターブと十度あたりでまた休憩。
クロイツェルの一曲と前やった曲のおさらいで運弓の各パターンを練習する。また休憩。
ここまではほとんどメトロノームとのお付き合いをしながら、怪しいところはチューナーで音程を確認しながら。
3コマか4コマは日によっては30分×3=90分余りだったり40分×3=2時間余りだったり毎日変化する。
今回の二週間はなかったが、あるときは1コマが2時間になることも。
そして余力がある日に楽曲をやる。今回は季節がら毎日ビヴァルディの春の2、3楽章。昨日と今日は全楽章。
左手の形が整うと、そのぶんだけ面白いことに運弓が変わる。キレと冴えが向上(回復)する。
先日はビヴァルディついでに、スズキに収録されているamollとgmollの2曲の1楽章を思い出しながら弾いたが、左手の形を修正しながらなので停まりながら弾いた。
いろんな曲で何気なく左手が自由奔放すぎて、修正すると最初は窮屈すぎて、わかれば確実すぎる形に安心するという手順を重ねている。
基礎練習のよい習慣化の楽しみは、短期間ではわからないが、じわりじわり効果を感じる喜びは格別で、文化的嗜みの喜びはみんな似たような楽しさがあるなと思う。
演奏技能を調える作業は、基礎練習を通して思考や生活習慣を調える作業療法でもある。
音楽の楽しみや効果を最大限に活かす日々はとても充実している。
あまりにも誰にでも同じことに取り組める古典教材の学習の平等性がありがたい。
やればやっただけのことがあり、さぼればさぼっただけのことが誤魔化せず、誰がやっても同じなのである。
まっとうな先生方がこの世でなによりもありがたい。
まともな演奏家の演奏と先生方を道しるべに、明日もまた宇宙の流転の営みの微塵を振動させ、奥深い喜びで胸を満たす。