FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

専業主婦と文系がなぜ低く見られるのか?

「弟がいる長女ほど専業主婦を選びやすく、年収が34万円も低い」人生を左右する"ブラザーペナルティ"の正体
正社員率が低く家事時間が長い傾向
PRESIDENT Online
2022/02/14 8:00
佐藤 一磨拓殖大学政経学部准教授の記事を読んだ。
女性が弟をもって女性らしさを意識することで、専業主婦になりやすく家事育児に時間をかけるのは、素晴らしい社会的役割の遂行である。
しかしこの学者らが誘導したいのは、年収をわずか34万円上げるとか、兼業主婦をやって家事育児はほぼ放棄するようにとか、企業収益にとって都合のいいオンナである。
近年の子育てをとりまく環境はますます厳しく昔みたいに学校に預けて栄養のある美味しい給食を食べさせてもらえることもない。
ますます家庭における家事育児の重要さが増えている。
わたしの母が言っていたことでもあるが、わずか200万円にもならない仕事を主婦が精魂傾けてやるよりも、家事育児に手間暇かけるほうがはるかに価値がある。
この常識の当たり前を破壊するべく、共働き推奨と給与所得水準の抑制を断固推進してきたのが経団連アベノミクスである。
みんなが貧乏になるようにしてから、お金が欲しいでしょう。子供なんか旦那なんか放っておいてお金で解決しましょうよと誘惑誘導している。
育児放棄、放置児童の増加推奨である。
労働経済の専門家として方向性にいくらか理解できる部分はあるものの、よほど有能で経験のあるハイスペック主婦でも更年期あたりからしか活躍できない場合も多い。女性の理系推奨や就労促進は全員には推奨するようなものではない。
労働環境の整備並びに処遇改善を法改正をあわせてきちんとやってから、女性の就労促進はあり得るが、近年ほどデタラメな社会経済事情の中ではむしろ害悪である。ましてや理系の学費がより高額で支給奨学金は微々たるもの。
国民の幸福を奪ってでも、家庭を破壊してでも推進するのは、ただ企業収益のために安い労働力が欲しいからだ。
文系を無価値低能であるかのように取り扱い、専業主婦は贅沢であるかのように吹聴し、国民の幸福追求権をめった刺しにするような残虐な学者さんたちに賛同できない。文系を過小評価している。
問題は弟がいるかどうかではなく、女性らしい女性が幸福になりづらいことである。
女性らしさを尊重する人がいるからこそ、女性は幸福なのである。
性別役割意識を悪だと決めつける一面的で西洋かぶれな思考は、あまり効率的な現実を導かない。
ただ善良な人を安く狩りに使おうという魂胆みえみえの邪な画策にみなさんが騙されずに幸福な専業主婦を目指し実際にできる人が増えるように強く願っている。
少子化対策経団連と与党維新には真実不向きなのだ。亡国の未来はそうして作られている。
カネの亡者や飢えた犬にとっては子育てなんて大して興味ないのだから。
記事の題名の正しい意味に敢えて斬り込んでみた。