FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

音楽を公共財とみる学者と私利私欲とみる学者

f:id:FujiYama:20220203033806j:plain「ストリートピアノ」を無条件に設置して良いのだろうか?
公共的な閉鎖空間での演奏は自粛すべきでは

杉田聡 / 帯広畜産大学名誉教授(哲学・思想史)

2022年02月01日

そんな記事を見つけて、意外だったので一読してみた。
むかしから日本でも芸団協の出版物などには、はっきり演奏技能、音楽文化は公共財だとされている。
音楽をこれ程目の敵にするのは、第二次世界大戦の日本以降、あまりないことだった。
この教授はブラスバンドを特に嫌っている。
ストリートピアノ自体になんら問題はない。
ジャンルも各人の自由だから、なぜ問題視するのか根拠にはならない。
公共の場から音楽を締め出して、なんの得もない。
こういう学者は文化が偏っているので、もっと公平な見方ができるように成長してほしい。
人類社会において様々な音楽があり、その演奏をみなで楽しむ文化を否定するのは、かなりおかしいことだ。
ただの偏屈な音楽嫌いに音楽家や愛好家の演奏機会を潰す権利はない。
もっと健康な感性で考えるべきだ。
騒音とストリートピアノを混同するのは精神錯乱の一部かもしれない。
たまには合わない音楽もあり、たまには変な企画の演奏もあり、たまには気のきいた音楽が流れる。
その程度の問題である。
むしろ学者なら公共財としての音楽文化をいかに推奨するかを考えるべきだ。
みんなで音楽を楽しもう。