FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

バイオリン弓の革を選ばせてくれる工房

f:id:FujiYama:20220126123847j:plain牛革の巻きがまた破れた。
使用頻度、時間にもよるが、消耗パーツなので仕方がない。
弾きづらい。
バス一本で着く工房へ行く。
そこで革巻きをお願いするのは今回がはじめて。
いつもは牛革で別になんの注文もしない。
トカゲでと頼むと色が選べるとのこと。
10種類くらいの革を手で触らせていただいた。
硬め、厚め、表面などの違いで選ばせていただいた。
柔らかくて厚めで表面に小さな突起が細かくある革にした。
色は後回し。
使用感が第一。

トカゲの革の仕入れが滞っているそうで、世界中からの仕入れらしい。選べるだけの品揃えはきっと大切なので、少し心配している。誰もコロナ散布の罪を問われないのはおかしい。
使う側の立場からすると、革を選べるかどうか、好みかどうかが一番かなと思った。
ありがたい工房というのはそういうところを大切にしてくれるところかも知れない。
どこの工房かはナイショにしておこう。
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さっき仕上がった弓を受け取って弾いてみたら、とてもよい。
突起がもう少し細かければ、なおよいかもしれない。
ずいぶん昔に使ったトカゲは表面がツルツルで、それはそれで普通に使いやすい。
あとは厚みに馴れそうかどうか、多少柔らかくて使いにくいと感じたことはない。
メンテナンスは弾き手を快適にご機嫌にする。
繊細に木を使う専門の職人さんたちの気遣い(シャレではない)にいつも感謝している。