FujiYama’s blog

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医学博士のよくある惜しい記事

f:id:FujiYama:20211125222849j:plainあなたはいくらエクササイズしても痩せない 脂肪燃焼は5%が限界、「運動したら痩せる」は科学的に大間違い
2021年11月23日(火)19時15分
ジェイソン・ファン(医学博士) *PRESIDENT Onlineからを読んでみた。

運動より食事によるダイエット効果が圧倒的比重があるという記事なのだが、運動しなくてもよいという曲解が多発し、運動による基礎代謝の向上を無視し、運動の内容による食事内容の変化の影響を考慮していない。
科学的思考というのは、軽妙で気の利いた論調で読みやすいが、医師の知能でもそんなものだ。
また、運動すれば食べ過ぎるというのは、運動の様態によってそのストレス度合いが様々な条件で一回一回違いのあるものだということを無視している。適量になる運動とは?
同じ運動という言葉ですべての運動を実質否定するのは乱暴としか言いようがない。
研究すべきは、いかなる運動が基礎代謝を向上させ維持させるか、いかなる運動が食欲を抑制するか、いかなる運動が植物性の食事に向かわせるか、いかなる運動がストレスコントロールに貢献するか、という点である。
食事内容が95%の割合で最重要であると主張しながらその食事内容の調整と運動が全く無縁・無関係だという食事と運動を対立させる視点はダイエットの失敗を誘導する。
カロリーの摂取量と消費量の計算どおりにいかないという博士の指摘は、まさに食事に集中して対策を講じてもダイエットがうまくいかないという結果を予測させる。計算どおりに食べるのは修行僧みたいな意志の強固な人でも実際上ほぼ不可能だ。
運動の否定よりも運動と生活活動による基礎代謝と食事内容の変化を調査研究すれば、みんなダイエットに成功する。宗教、気候、習慣、職種、年齢などの諸条件も影響するからかなりのサンプルが必要になる。
すなわち精神や魂の持ち方を正しく持てば、おのずから適度な運動と活動になり、なんの無理もなく適正体重になる。
ずばり心が乱れて、行動がおかしくなれば、運動も食事もおかしくなって肥満が増えるのである。
オーソドックスだが、病は気から。
もはや常識だが、肥満は精神病。
アスリートは遺伝子異常。
貧困問題も精神と食事に大きな影響がある。
ほんとうは優秀な科学者の貧困対策の怠慢や医者の不養生というのが社会人として一番の重症かもしれない。
たいていは貧弱を軽蔑して邸宅で資産という贅肉を溜め込んでいるのだから。
先進国は企業活動に向いているが、収益は上がれど健全な精神を維持できない割合がかなり高く、資産と贅肉を溜め込んでいる。
この博士が5%燃焼を継続するためにはなにが必要なのかを無視するのは、よほどの運動嫌いだろう。5%はたしかに最初の5%が最大で、減量幅が漸減するから効果を過大評価しては拍子抜けするという心づもりが必要であるが、やはり運動を否定するのは行き過ぎだ。
最大多数派のキリスト教文明は絶対君主ではない。ただの経済的枠組みに束縛され隷従するしかない日本人たちは悲惨であり、古来からの生老病死に向き合える日蓮正宗の智恵を今一度見直したい。
いくらでもデータや研究はあるし理論もあるのだが、理証文証(もんしょう)より減量の現証、実現力を最優先する智恵にしか有効性・有益性はない。