FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

趣味のクラシック(演奏)

f:id:FujiYama:20210219221336j:plainなんの役にもたたない、贅沢な趣味を、私利私欲の極めつけとして楽しむという一面がありながら、しかし良質な音楽として若者の健全なる成長に、教育に、地域の文化の発展になるという、様々な社会貢献性も持っています。
どこまでも楽しむためだけにやって、いささかも問題がないといえば、いかに優れた文化活動かということがよくわかります。
困るのは反面教師としての堕落した音楽活動もどきくらいでしょうか?練習がいいかげんで作品に失礼なような。
私がいつも気を付けたいと思っているのは、失敗を恐れずに、でも常に向上し続けようとする心です。
ミスは誰でもありますが、ミスしないように細心の配慮をした練習をしようと思うのです。
しかしこれがなかなか先生に具体的に指導されなければわかりません。
どうでもよいミスを繰り返していては、子供たちに示しがつかないし、近所迷惑で地域貢献どころではありません。
ミスをしながら楽しむのは同じなのですが、今日もまた、その質を高めたいと思います。
クラシックやる人間はデタラメだと言われないように人間性も成長していくようにしていかねばなりません。
音楽とまともに向き合うことが、その成長の糧になります。
そこで心底楽しむことがなにより重要だなと思うのです。
クラシックは、趣味でも仕事でも、真剣に楽しむのが一番の王道だと思います。
残念ながら日本人のなかにはいまだに楽しむのが悪いことだという空気があります。厳しさは当たり前ですが、楽しむことも忘れないようにしなければ、どんな良いことでも続きません。変な根性ではただ厳しいだけになって悲惨な趣味になってしまいます。
もうひとつは、自分だけが楽しいというのは有り得ないという点です。必ず周囲も楽しくしていく、明るくしていくのがクラシック音楽です。曲や時代の好みは多少ありますが、落ち込んだ気分や不快な思いを、軽やかで快適な心境に転じてくれるものです。
最近の言葉でガッツリという言葉があります。音楽とガッツリ向き合うことができるように、いかなる苦悩も深い喜びに昇華できるように真剣に楽しみたいものです。