音楽と言えばアイネクライネというくらいポップスです。この爽やかで美しい音の出だしを聞くと、ああこれだというヤツです。
表現する音は繊細なのですが、弓づかいは豪快です。アマチュアはこのギャップがわからないので、中途半端な出だしの音になってしまい、あーあなんか違うとなります。アマチュアでもその違いをわかって弓づかいをできると、それなりにアイネクライネになります。アマチュアの場合、豪放磊落な弓づかいがカギです。
弓の毛を弦にたっぷりべったりつけてギャーと弾き始めるくらいのつもりでちょうどいい透き通った音が出ます。臆病風は第一の敵と心得ましょう。
もちろんカルテットの演奏の場合ですが。
しかし合奏でも勢いは必要です。そして毛を弦にかませる必要があるのは同じで発音はやはりはっきり出さねばなりません。
音程が悪い場合は論外の扱いです。こんな曲で音がずれたらおしまいですし、練習の時に音がずれる方は本番は欠席いたしましょう。それが世のため人のためであり公衆衛生というものかもしれません。
こういう曲はみんながほぼ知っている曲で間違いが許されないシビアな曲ですからね。
小学校から弾いているような人は大丈夫なのですが、あとから挑戦する場合は、なかなかに慎重に準備をなさってください。
大人になってからでも、まともに練習のしがいがある名曲です。