FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

マーキス(名弓コピー)に惚れ直す

f:id:FujiYama:20210129230236j:plain先日、山野楽器銀座店に楽器探しをしに行った。近くまで用件があったので寄ってみたのだ。
フランツ・ザンドナーを懐かしむ気持ちもあった。別の記事で書いたバラバラになったバイオリンである。
聞いてみると在庫がない。
仕方ないなと思いつつ別の楽器を試すことになった。そこで、弓はいつも何を使いますか?と聞かれてマーキスですと答えると、なんと実物が提供された。
次から次に9本のバイオリンを弾かせていただくことができたのだが、マーキスの実力もよくわかった。
楽器の力がよくわかる弓だ。
これで出しきれない音は存在しない。
楽器は鳴り渡らせなければそのポテンシャルはわからない。
この弓は本物だなと改めて思った。f:id:FujiYama:20210129230912j:plain
接客の方が試し弾きを褒めてくださったが、私の実力というより、楽器と弓の実力だなと思った次第。
少しでも甘い弓では試し弾きが成立しないのである。
そしてカーボンは変なクセがないから楽器のよいところがはっきりとわかりやすい。
こんな良い弓が疲労を気にしないでバンバン弾けるというのは本当に科学者に感謝するしかない。
木材のものもよい製品はあるが、カーボンの名弓コピーは、利点の塊である。最高の木材と並び超えている。
繰り返しの記事になるが、こんなもの、量産された日には、控えめに言っても本当は事件なのである。
やるなあ、コーダ社さん。
天然素材信仰の信者さんははやく気が付いたほうがよい。カーボンは最高の天然素材だということに。
マーキスは最高の木材の音質と変わらない。