FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

高品質な新作バイオリンは資産投資になる(子や孫のための確実な投資)

f:id:FujiYama:20210128211541j:plain新作バイオリンは高いもので300万円くらい。よい新作は40万円くらいからある。個人的な趣味ならもう少し安くても楽しめる。
しばらく弾いても放置しておいてもよいのだが、これを50年から100年寝かすとモダンバイオリンとして分類される。そうすると値が上がる。
モダンバイオリンでよいものは300万円から500万円くらい。f:id:FujiYama:20210128211142j:plain
価格帯がかぶるのが味噌だ。
良いものが値段を上げるとは限らないし、よいものに高い値段がついているとは限らない。
もともとの素質と値段が完全比例しているようで少し違うようなのだ。
あまりよくないものとよいものが同じ価格帯にあったりする。
好みの問題では片付けられない。
ソリスト用の楽器は発音がよく鳴り渡るというが、これは調整ひとつで合奏用になるから、ソリスト用だから好みでないという見方は正しくない。逆は多少難があるが合奏用の楽器をソリスト用に調整することは可能だ。
柔らかい音が好きだからと言って選んだらフィッティングパーツと調整がそうなっていただけという場合もある。
これをしっかりと見分けて投資価値のあるバイオリンを選びたいものだ。
値付けは経費と手間賃であるから、手間を惜しむような値付けは高いことになるし、手間を惜しまないでどんどん売れたほうがよいということもある。手間賃も経費もお国柄がある。
楽器の良し悪しは価格だけでは判断出来ず、実際弾いてみなければわからない。
木材の違いは音の違いを生んでいるから材料が良いのが前提になる。音の違いを聞き分け弾きわける力が必要だ。
問題は買う本人がその楽器を楽しむ期間が短く、その他の人が楽しむ期間のほうが遥かに長いことだ。
相続するか売却するかにもよるし、資産として見るのは、楽しみのほんの一部だなあと思う。
高額な資産になるかならないか、その線引きは行政が決めるだいたい百万円くらいらしい。
生活が安定してゆとりがある人はバイオリン投資術というのも、おすすめである。
だいたいヨーロッパに買い付けに行くのが王道だと思う。だれか経費を出してくれると奮起して頑張るのだが、これは経費を考えるとまとめて買い付けなければならないから実はすごく手間な話である。日本国内で買っても旨味が少ない。昨今の株や国債を買うよりはよほど旨味があるが少し気の長い話である。若い頃から投資を考える人やちょっとした企業並みの資産のゆとりある人でなければ、そこまではしないかなと思う。
しかしヨーロッパ旅行好きな資産家は、ヨーロッパに遊びに行くだけなのはどう考えてももったいない。

追記 2021年9月13日
冒頭40万円としているものは70万円に変更する。
題名が高品質と投資という表現をとっているため、マスターメイドを前提にすると40万円から60万円ではまず販売していない。
研修生や新人作家で60万円弱までの価格帯が多い。
趣味や独学という限られた人によいと評価されても、あまり一般的とは言い難い。