アマチュアが見栄を張って弾きたがる曲の代表格かもしれない。
パガニーニという響きにインパクトがあるからだろう。しかしこの曲はとりわけやさしいのである。
あるバイオリン教室のホームコンサートで中学生がアンコール曲としてサラっと弾いてくれたのを覚えている。今は立派に成長されてウィーンで音大生をしておられる。
技術的に美しく弾いていたから、よいお手本になって私も挑戦しているところだ。
YouTubeでヒラリーハーンがギターと合わせているのが本来の楽器の組み合わせで、なんだかいいペア感を出している動画がアップされている。
調もバイオリンの得意なDだし、特に難しい箇所はない。ないけれど、何度録音しても満足がいかない。
パガニーニ特有のハイテンションが肝なのだと最近思うようになった。楽譜も演奏もやさしそうで、そうでもない曲なのだ。またレッスンを受けた方がよさそうだ。