左手の基礎練習に用いられるそうだ。これは大人になってからやるべきものではないかもしれない。
左手の形が安定するようにゆっくり丁寧に毎日やるのだが、一度覚えたらいいという訳ではなく、バイオリンを弾く限り毎日やると効果的なものらしい。
1年くらいやっているとだいぶん左手の形は定まってきたが、まだまだである。この１番だと2の指（中指）が高いので、２の指が低いものや３の指（薬指）が高いもの、１の指（人差指）が低いものという例外、に対応できないのである。その1番だけでもマスターするのはたいへんだ。
じっくり少しずつ覚えていく左手である。
この練習をするうえで、右手の練習もいくらかできる。ファーストポジションばかりだが、テンポを一定にしたボーイング練習ができる。どのみち全弓と中半弓の練習はするからちょうどいい。
コツはメトロノームで一定の速度で、１から４の指を全部押さえて一つずつ弦から5ミリほどのつもりで離すようにし、手の平の角度を一定に保つことだろうか。毎日10分～程度マメに繰り返す。
指ならしに使える。
