FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

ある地域の小中学校の作文を読んで

行政が主催して作文コンテストが行われているのは、みなさん各地域で同じだろう。
社会を明るくする運動という標題で多くの作文があった。共通してそれなりに学ぼうとする意欲と社会を明るくしたいという意欲が感じられてまずはホッとした。
しかし親や学校がきちんとした教育をしているのかといえば、これはまったくできていないことがわかった。
第一に犯罪を犯す人たちがみなさん裕福だと思っているらしいのだ。コロナで大変な時に犯罪を犯すのは悪いと一様に口を揃えるのは、経済観念がなさすぎるし、それを教育しないのは果たしてまっとうな教育だろうか?実際に切羽詰まって犯罪を犯す場合に、たとえば窃盗犯というのは軽い犯罪である。凶悪犯罪について誰も口にしないのはおかしい。軽い犯罪を目の敵にするように教育しているとしか思えない。片手落ちだ。
第二に教育すれば犯罪を犯さないという甘い期待である。いかなる教育を受けても切羽詰まったら何をするかわからないのが人間だと正しい事実統計を教えるべきである。犯罪ゼロの理想社会でも夢見ている先生がいるのだろうか?
もはや学校教育はムダが多いことがわかる。
笑ったのは牛の命を本気で心配する作品だった。もちろん牛の命も尊いことに変わりはないが、人間の命が無駄に失われている現実を知らないような印象を受けた。たぶん国際的に自殺者が無駄に多いことが教育上隠されているのだと思った。
俯瞰的総合的に判断してお笑い作文でもあり、行政のムダそのもののように感じられた。
今も昔も子供はただ教えられたことを鵜呑みにすれば優秀だとおだてられるのみの憐れな生き物である。