FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

都心でミニマム生活はできるか???中年バージョン

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スタバっとく?


 7年ぶりに都心のスタバに行って食事をした。バイオリンのレッスンまでの待ち時間をちょうど腹ペコだったので、石窯フィローネというパンを食べた。チーズとハムが入っていてモチモチしたパンはとても美味しかった。コーヒーもめっちゃ苦みが強くてコクがあって美味しかった。

 問題はスタバ7年ぶりということなのである。

 都心で生活を始めて7年が経つが、ひたすら節約生活をして、時に人間性を喪失するかという危機感を覚えながら、多様性溢れる街の活気を楽しむゆとりを意識してやってきた。

 元来100万人都市で成長して大学も神戸にあったので都市には慣れているが、これほど節約生活を長期間しているのは初めてである。

 我ながらよく頑張っていると感心している。

 最初はブリュッセル経由でロンドンかパリに移住しようと考えていたのだが事情があってそれは叶わず、仕方なくごちゃごちゃした東京都心に居を定めざるを得なかった。ひとつはクラシックコンサートがたくさん開催されている大都市という条件はあるので我慢してみることにしたのだ。

 食費の節約の仕方は、業務スーパー肉のハナマサ西友、OKというスーパーを主に採用。豚肉細切れ100グラム79円(肉のハナマサ)。鶏もも肉2キロ648円(業務スーパー)。牛もも肉100グラム138円(業務スーパー)。野菜はその都度品物をよく見てから決定。牛乳が1リットル168円ほどのもの。これは実は地方の最安値からすると3割ほどやや高い。しかし地方の普通のスーパーとどっこいどっこい。

 激安の店を20㎞以上も放浪していた地方暮らしからすると、狭い数キロエリアにスーパーがひしめき合っているので、とても便利がよい。物価は高いが、郵便局や銀行ATMの密度が違う。

 都心は確かに家賃も高いしスーパーの物価も高い。しかし隠れ物件があり少し店を選べばなんとかミニマム生活が送れるので、若い人がなにか勉強するのは不可能ではない。

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都心 日本橋

 思えば親が仕送りをしてくれていた学生時代はタバコ吸い放題で外食ばかりして寮食まであったので、食べるのに苦労することを知らなかった。むしろあちこちでの外食を楽しんでいたきらいがある。20数年前は本当にまだまだよい時代だったなと思うのだ。物価と収入の関係が違いすぎるのだ。同じ収入でも今より3割から5割も物価が安かった。

 今はひたすら食べることに苦労する。40代にもなると基礎代謝が落ちてくるから意識的に運動しなければならないようになる。幸い一時期最悪だった血液検査の結果は運動を続けているせいか劇的に健康そのものになった。若い時は好きなものだけを食べていればよいが、年齢から体に負担が少ないものを食べなければならなくなる。これに予算がかかるというのがポイントになる。

 ミニマム生活を送る必要に迫られてくるこれからの若い人たちは収入が上がらない予測をしておかねばならない。私もまったく上がらない予想のもとに生活しているが、体に優しい食生活を送ることが一番のコスパだと健康状態の変化から気が付いたので、あえて記しておきたい。健康を損ねることが一番のロスでありマキシマム生活まっしぐらなのである。ああおそろしや。

 とうとう安倍首相が体調を崩して辞任したが、あの方は少し無理をしすぎた。政治面でも無理をしすぎて、みなさんの給与はあがらないことが確定している。むしろ減給が当たり前になった。ANAまで3割減給だそうだ。先進国では日本だけが、減給一辺倒であるが、日本人は別にそれが当たり前だと思っているらしいので、あえて政治の話はここではしない。

 とにかくこれからの日本でやっていくためには、ミニマム生活とその基礎になる健康にやさしい食生活がカギになるだろう。

 若い間になにか身に着けておこうという人は、都会や都心もおそれず、貧乏もおそれずに、ただ健康を損ねることだけをおそれて、なにかに精一杯チャレンジしてみるように願う。希望のない若者より向上心のある若者が輝いて見えるし、とにかくおぼえがはやい。私は40代ながら、人より遅いチャレンジではあるけれども、やはり健康を維持しながら一生懸命頑張ってミニマム生活を謳歌していこうと思う。

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都と県の境まで運動に出かける