FujiYama’s blog

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こんなクロスを売ってほしい エントリーグレードのクロスバイクで100キロメートル以下の中距離サイクリングをしてみた感想(総走行距離1000キロ記念)

こんなクロスを売ってほしい

エントリーグレードクロスバイクで100キロメートル以下の中距離サイクリングをしてみた感想(総走行距離1000キロ記念)

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GW代々木公園にて

入門用のクロスに乗ってみて中距離走行してみると、いろいろと気づくことがあった。

 

春先からとてもよい季節になってサイクリングが心地よい。

コロナ騒ぎで憂鬱になるところを密を避けてサイクリングがちょうどよい。

 

1 実際にハンドルグリップを交換して振動が軽減されるかどうか試してみた

 中距離サイクリングに挑戦するにあたってグリップをヘルマンの少し大きめの太いものに交換してみたところ、まずまずの効果はあるが、形状が手の形にマッチしないので大成功とは言い難い状態で、今後機会をみてシンプルなエルゴ形状のグリップに交換しようかと考えている。とりあえずグローブの使用でごまかす。

 

 フルアルミフォーク&フレームなのでとにかく路面の振動をよくひろう。中距離であるにもかかわらず、とても疲労しやすい。距離50キロを超えると急にその差が出てくる。そしてそれはハンドルグリップだけではカバーできないようである。

 

2 周りを見渡してみると

 中距離を走っているとロードバイクとよく遭遇する。ロードで流している人たちの速度はそれほど早いようには思えない。つまり巡航速度で大差がない。ヒルクライムなどで鍛えているような一部の人たちを別にすれば、F24のような入門用クロスでも巡航速度では引けを取らない。時速30キロ巡航がそれほどの苦も無く可能だ。

 

 違うのは快適さ、トルクの伝わりやすさ、巡行に乗せるときの加速のしやすさが中心になる。(姿勢による違いはロードの経験がないから比較できない)

 これをカバーするために安定と高級のブリジストンタイヤリベルクを捨てることを決めた。32Cから28Cに履き替える。32Cでもママチャリよりは相当転がるが、安定性と耐久性を保持しつつより転がり抵抗が少ないブリジストンのディスタンザ28Cを採用してみることにした。GWに注文したので到着次第換装予定。

 ところで、さすがリベルクは上級グレードで走行1000キロ程度では新品同様のままである。前輪の廉価チューブの一番弱いバルブの直下にスローパンクの極小ピンホールが空いただけであった。

 ディスタンザ28Cにしてどの程度走りやすくなるか楽しみ。

 

3 入門用クロスの豆知識

 入門用のクロスに乗ってみて中距離走行してみると、いろいろと気づくことがあった。チェーンステイの長さが無駄に長すぎて、その分踏力が伝わりにくい。リアかごを取り付ける予定がない場合はチェーンステイの短い405~415ミリ程度のものがよい。フルアルミのものは街中の10キロ程度までの走行には快適そのものだが、少し距離が出てくると疲労度合がシャレにならない。マウンテン用変速パーツのアルタス、ターニーの組み合わせでは粗目な感じが否定できず、中距離になるほどにその粗目さが疲労につながっていく。特にフロントのターニーは変速の感覚がガサツである。

 悪いところばかりではない。Vブレーキはとても効きが良い。輪行する際にタイヤを外そうとするとき、ブレーキの開放がとても簡単にできる。入門用は総じてメンテ費用が安い。

 ホイールはアンカーのフラットロードと同じものなので交換しても差がない。そのままで充分。

 

4 フラットバーハンドル自転車についてのおおまかなまとめ

 これらをまとめるとクロスバイクの恰好はどれもあまり変わらないように見えるが、実は中距離以上を走行するためには、入門用、マウンテンバイク部品のもの、フレーム形状が甘いものはまったく使えないということである。10代の若さがあれば中距離に果敢に挑むのもよいだろうが、どこまでも若さと勢いが必要になり、あまり知性的とは言えない。

 

 中距離以上約20キロ以上を走行することを想定するならば、フラットバーロードという分類のクロスバイクを選ぶべきだ。ロードバイク向けのフレームと変速やブレーキなどの部品で作られた25Cのタイヤを履かせていることが多いもので、明らかに基本的な作りが違う、まったく別の乗り物である。フナとクジラくらい全然違うものである。

 

 はじめて自転車にこだわろうとしてみると、クロスバイクがとても幅の広い商品でフナもクジラも同じカテゴリーになっているので、写真で見る限り、初心者にはその違いがまったくわからない。ジオメトリも数字の羅列にしか見えずになにが違うのかわからない。各部品コンポーネントの違いも実際に走行してみないとわからない。

 

 結局のところ、街乗りと遠乗りで今よりも明確に別物に分けて宣伝案内してもらうしかない。タウンユースとロングライドユースで二台持ちも十分にアリだと思った。

 私の場合は現在電動自転車もあるから3台持ちは少し多いと思うが知識と経験がなかったのだから仕方がない。タウンユースが2台になってしまう。ブリジストンF24はFR16と同様タウンユース向けである。タウンユース向けにスタンドのついていない定価7万円台のFR16はほぼ無駄であると言ってもいいような気がする。実売価格5万円を切る必要備品標準装備のF24にしておいて正解だった。

 同じブリジストンクロスバイク形状のものでロングライドしたいならブリジストンアンカー製のフロントカーボン、フラットバー仕様のものがよいだろう。

 各メーカーから魅力的なフラットバーロードが販売されている。しかし残念ながらそれほど安価ではない。実売価格で最安値でも7万円台である。この予算をいきなり投入できる人はよいのだが、このご時世である。。。

 

自転車に関する危険思想?

 余談だが、実は入門用バイクというのはこの世からなくなってくれればよいと思っているが過激思想に分類されるかもしれない。

 なぜ消滅を願うかと言えば、マウンテンバイク仕様のクロスバイクを買う人たちがみんなフラットバーロードを買えば、ロードバイクやフラットバーロードの価格がもう少し下がるからである。つまり入門用クロスが自転車価格に下駄を履かせている状態なのである。

 マウンテン仕様のクロスならいっそのことマウンテンを買ってほしい。

 クロスバイクを気軽な価格で乗れるようになるためには、入門用マウンテン仕様のクロスがなくなればよいのだ。選ぶときに失敗がなくなる。遠乗り用を街中用として使用することはできるが、入門用は遠乗りに不向きだから。街乗りばかりするという人はクロスバイクよりも段差に強いマウンテンがおすすめ。

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代々木公園散策

    ちょっと経済効率ぶったようなこと書きましたが、具体的に要望したいのは、フラットハンドルでフレームはロードバイクジオメトリ、コンポは105かティアグラのクロスレシオギアで、フロントは48T34Tの2枚、タイヤは25Cコンチネンタル5000。10キログラムを切る重量で。それでティアグラなら11万円、105なら13万円あたりで発売してほしい。
    これならオールマイティにすべてこなせるじゃないかと。素材はフルクロモリで数十年乗れるみたいな万能自転車があればなあ。CRNという2018年に廃盤になったラレーがありましたが、ハンドルさえ交換すれば、あれが最強、一番近いです。

By 富士山(FujiYama)