FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

ストラディバリ

ベテランバイオリニストの話を読んで自分の感性を確認してみること

第5回 久保 陽子(ヴァイオリニスト) ピグマリウス第27号より 引用元:季刊誌『Pygmalius』第19号 1987年10月1日発行久保 陽子 / Yoko Kubo ,1943 ー鹿児島県奄美大島出身。3 歳より父の手ほどきを受け、その後、折田泉、村山信吉、J.イスナールおよび斎藤秀雄…

ギトリス復活か 絶望的音楽業界に埋没する運命か

浅識をさらすのは、とても恐れ多いことだが、昨年暮れにお亡くなりになったイヴリー・ギトリスさんのインタビューに、本当の音楽やバイオリンあるいはヴィルトゥオーゾとは何かという探究者への答えがあるような気がしたので、引用させていただく。 YouTube…

バイオリンの重さと表現の幅 名器の条件

437・8g あるブログに紹介されていた6台の名器ガダニーニの平均総重量です。(肩当てなしフィッティングあり)ガルネリは表板に厚みはありますがやはり400g台前半のものが多いそうです。私の最初のモダンフレンチのはしくれは470gありました。削りが中途半端…

よく似た感性の人は一定数存在している

中級の弾き手としていろんなバイオリンにまつわる記事を書いてきて、何がいいたいのかまとまりをつけたいのだけれども、トータル感性の問題を言葉にしているのだから、感性がよく似た人だけしか理解できないところがある。それより、これから判っていく人た…

この世のバイオリンには四種類しかない

お店で40万円くらいの安い楽器をプロが弾くと いくら完璧に弾いても音質音量はごまかせない。歴然としている。Dクラスとする。 そのようにまず使えるバイオリンと使えないバイオリンに分けられる。 いちおう使えるバイオリンは美しく聞こえる音色が出てしか…

知らないと損する高品質バイオリンの値段 音大生もしばしばだまされる仕組み

東京へ移住してからすぐに気が付いたことがある。 東京は千数百万人をすっぽり覆うドームの中にある。 日没後に、夜間、ド田舎の県道から福岡市の中心部を眺めると、まさに光のドームだったが、イメージがかぶる。 東京育ちの人からすると、福岡の人は異世界…

クラシックバイオリン本来の音 とある音楽観と

バイオリンなんてなにがいいんだろうというイメージがあってもそれはそれで正しい。 ふつうに聴覚を直撃して刺激する物理的に計測される音としての優秀さを追い求めるバイオリンとバイオリン弾きが無数に存在している。何気なくバイオリンの音のイメージを持…

アマチュアバイオリン本体も弘法筆を選ばず

年月日は忘れたが、記憶に残っている、あの日は、楽器の展示会だった。 演奏側とまったく無関係に、楽器と弓の組合せで音色が決まることを知った日である。とても衝撃的な体験だった。 アマチュアなら発達の余地が大きいから弘法筆を選ばずが成立する。しか…

バイオリンの楽しみ 大都市に集積しがちなイタリアンオールド

なぜバイオリンを弾いて楽しいのかという理由があって、聴いて楽しいところと一部重複する。 まず楽器の音色を楽しむこと。最初は発音が悪く雑音が多くてあまりキレイとは言えないが、やがて滑らかで美しい音に変化してくる。楽器ごとに音が違うので、その優…